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病気の予防 特定健診・特定保健指導で生活習慣病を予防

平成20年度から、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)を防ぐことに重視した「特定健診・特定保健指導」が始まります。これまでは高血圧症や糖尿病など個々の病気の早期発見・早期治療を目指していましたが、特定健診ではメタボリックシンドロームを防ぐことに重視し、もっと早い段階で生活習慣病を予防します。

*特定健診・特定保健指導のポイント*


●ポイント1 メタボリックシンドロームを予防します

心筋梗塞や狭心症などの心血管系の病気や脳卒中などといった大きな病気になる危険性が高いメタボリックシンドロームを予防するため、「腹囲」の計測などが加えられます。逆に心電図や眼底検査などは、精密健診として医師の判断で実施されます。

●ポイント2 家族(被扶養者)も健診を受けます

被保険者だけでなく家族である40歳以上75歳未満の被扶養者の方も健診を受けます。これまで以上に、被扶養者の方の健康をサポートします。

●ポイント3 保健指導に重点が置かれます

特定健診の結果に応じて、個人にあった保健指導を行います。対象者自身が健診結果を理解して自ら生活習慣を変えるような支援を行います。

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*特定健診・特定保健指導の流れ*

1.特定健診を行い、結果にそってリスクの高さを判定します。

★ステップ1

腹囲とBMI(肥満度)を計測
  • おへその高さの腹囲が男性85p以上、女性90p以上、
    Aタイプ
  • 腹囲は男性85p未満、女性90cm未満だが、BMIが25以上
    ※BMI=体重(s)÷身長(m)÷身長(m)
    Bタイプ
  • 腹囲もBMIもあてはまらない方
    …今の所は心配ありませんが、油断は禁物です!
★ステップ2
検査結果や質問表からリスク数を計算
・血糖値
空腹時血糖値が100mg/dl以上またはヘモグロビンA1cが5.2%以上
※特定保健指導の対象者を選定するための基準です。
・血中脂質
中性脂肪が150mg/dl以上またはHDLコレステロールが40mg/dl未満
・血圧
収縮期血圧が130mmHg以上または拡張期血圧が85mmHg以上
質問表
以上の項目に1つでも当てはまる場合のみ。喫煙歴があるかなど
Aタイプの人でステップ2の項目が
2つ以上―積極的支援
1つ―動機づけ支援
Bタイプの人でステップ2の項目が
3つ以上―積極的支援
1つから2つ―動機づけ支援

2.それぞれのリスクに合わせた保健指導が行われます。

・特定保健指導の実施

情報提供(健診受診者全員に、健診結果を通知する際に行います)
健康な生活習慣の重要性に対する理解を深め、生活習慣を見直すような基本的な情報を提供します。 *指導内容*
パンフレットの送付、 ホームページでの情報提供など

動機づけ支援(原則1回のみ行います)
  1. 面接を行い、生活習慣の改善のために個別の行動計画を設定し、自主的な取り組みを継続的に行えるよう動機づけを支援します。
*指導内容*
個別支援、グループ支援
  1. 目標設定から6ヵ月後に、身体状況や生活習慣に変化が見られたかを確認します。
*指導内容*
個別支援、グループ支援、E-mailなど

積極的支援(3〜6ヵ月かけて支援します)
  1. 面接を行い、生活習慣の改善のために個別の行動計画を設定し、自主的な取り組みを継続的に行えるよう動機づけを支援します。
*指導内容*
個別支援、グループ支援
  1. 3ヵ月以上、複数回にわたって生活習慣改善のための取り組みを継続的に支援し、その生活が続けられるようにサポートします。
*指導内容*
個別支援、グループ支援、E-mailなど
  1. 目標設定から6ヵ月以上経過後に、計画の進み具合と、身体状況や生活習慣に変化が見られたかを確認します。
*指導内容*
個別支援、グループ支援、E-mailなど

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*健診の「成績」で支援金が増減*

平成20年度から、75歳以上の高齢者の方を対象に後期高齢者医療制度が創設され、各健保組合は支援金(後期高齢者支援金)を拠出することになります。 「特定健診等基本方針(案)」によると、平成24年度までに、平成20年度と比べてメタボリックシンドロームの該当者を10%減少することが目標とされています。そのほかに、一般的に健康保険組合の場合、特定健診の実施率80%、特定保健指導の実施率45%などの基準が示されています。この基準値をもとに、健康保険組合などの各医療保険者は、平成24年度までの5年間にわたる実施計画を作成し、生活習慣病患者の削減に取り組むことになります。
平成25年度からはこの「成績」によって、支援金の額が調整されることになっています。

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