中部日本放送健康保険組合

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お知らせ

WHOがゲーム障害を新たな疾病に〜過度のネット依存に警鐘


 テレビゲームやパソコンでのゲームに夢中になり、長時間プレイした結果、急死する事件が報道されたのをご存じですか。これは極端な例かもしれませんが、日本でもゲームに夢中になるあまり、家に引きこもるなどの事例も増えています。 

  近年、スマートフォンが急速に普及し、今や日常生活に欠かせないネットツールとして、パソコンにとって代わるほどの普及を遂げています。同時に街中で、スマホのネットゲームに没頭する風景も日常的に見られるようになりました。 

 こうしたネットツールの普及に伴い、ゲーム依存が日本をはじめ各国で問題化しています。このほど、世界保健機関(WHO)は、オンラインゲームやテレビゲームに夢中になり、日常生活が困難になる症状を新たな疾病として定義し、本年6月に各国が疾病統計を統一的に集計するための「国際疾病分類」に加えることを明らかにしました。 

 正式な名称は「ゲーム障害」。ゲームをしたい衝動が抑えられなくなり、日常生活より優先し、その結果、家族や社会、仕事や教育に重大な支障が最低1年以上続いていると診断された場合を「ゲーム障害」と定義づけています。とくに子どもでは依存の影響が強く、重症であればより短い期間でも同障害と診断することとしています。

 ゲームを含むネット依存はこれまで定義がなく、国際的な統計もありませんでした。今回、調査・研究などから「国際疾病分類」に取り入れられることで、各国での診断や対策、また統計調査などに役立てられることになります。なお、ゲーム以外のネット依存は「その他の嗜癖行動による障害」に位置づけ、注意を喚起しています。 

  交通機関など公の場で多くの人が周囲を気にせずゲームなどに夢中になっている昨今、その使用にマナーを求める意見も増えてきました。「ゲーム障害」という疾病面からも過度な依存にならないよう、ネットツールの適切な使用について考えてみませんか。

<すこやか健保2018年3月号より/無断転載を禁ず>