中部日本放送健康保険組合

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お知らせ

はりきゅう・マッサージ、接骨など◆仕組みを正しく理解して利用を

 街中で、はりきゅうやマッサージの施設や接骨院・整骨院の看板などに「健康保険が使えます」との表記を目にすることも多いのではないでしょうか。それを見て、腰や肩が痛いとか重いと感じて、施術を受けてみようとする人もいるのでは。

 その際、注意したいのが、文字通り健康保険(証)が使えるかどうかです。じつは全ての施術に健康保険が使えるわけではありません。そのため、勧められるままに施術を受け、後日、健康保険が使えないと分かって、かかった費用が全額自己負担となったり、時には不正請求に巻き込まれるといったトラブルも増えています。

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 はりきゅうやマッサージの場合、健康保険の対象になるのは医師が認めた場合に限られ、初めて施術を受ける場合は、医師の同意書または診断書が必要です。継続して受ける場合は、3カ月に1度、必ず医師の再同意が必要になります。
 はりきゅうで健康保険が使えるのは、神経痛・リウマチ・頸腕症候群・五十肩・腰痛症・頸椎捻挫後遺症の6疾患に限られます。また医療機関で同じ疾病で治療を受けている場合は、健康保険は使えません。
 マッサージの場合は、筋まひ・関節拘縮の症状がある場合のみです。単に疲労回復やリラックスのためのマッサージは健康保険の対象外です。

 接骨院・整骨院の場合、健康保険が使えるのは骨折・脱臼(応急の場合を除き医師の同意が必要)、打撲・捻挫・肉離れなどです。単なる肩こりや筋肉疲労、また、仕事中・通勤途上の負傷(労災)の治療に健康保険は使えませんのでご注意ください。

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 近年、これらの件数や金額が増加えた一方、不適切な請求も増え、健保組合など保険者を悩ませています。施術を受ける際は、内容のメモをとり、受けた日ごとに領収書を必ずもらうようにしてください。疑問があれば健保組合に問い合わせるなど、仕組みを正しく理解して利用したいものです。


                       <すこやか健保2017年12月号より/無断転載を禁ず>