中部日本放送健康保険組合

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お知らせ

10月は「健康強調月間」です

10月に「健康強調月間」
将来世代を見据えた取り組みを

 厳しい残暑が続きますが、確実に秋の気配が漂い始めたこの頃、健保組合・健保連は10月の「健康強調月間」(生活習慣病予防普及月間)に向けて準備を進めています。同月間は1966年の開始以来、半世紀以上にわたり、厚生労働省などの後援や健診団体などの協力を得て、健保組合加入者の健康づくり事業を推進してきました。今年も「あなたの健康が次世代の財産に」をスローガンに掲げ、各種事業を展開する予定です。
 近年、「睡眠不足による生活習慣の乱れ」が肥満や生活習慣病のリスク要因になるとの研究結果が注目されています。先の国会で成立した働き方改革関連法でも、残業時間の上限規制の導入と併せて「勤務間インターバル制度」の導入が努力義務化されました。これは勤務の終了と翌日の開始の間(休息・睡眠)を一定時間確保することにより、過労死などの防止を図るものです。
 こうした状況を踏まえ、今年は「健康づくりのための睡眠」をテーマにPRポスターを作成したほか、受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が7月に成立したことや、2年後の東京オリンピック・パラリンピックでの「おもてなし」を意識した「受動喫煙防止」のポスターを作成し、健保組合を通じて皆さんの職場などに配布する予定です。
 日本たばこ産業(JT)の発表によると、わが国の今年の喫煙率は17.9%(男性27.8%、女性8.7%)と3年連続で低下し、過去最低を更新しました。しかし、受動喫煙は非喫煙者や乳児・子どもの健康に多大な悪影響を及ぼすのは各種調査からも明らか。たばこの害による医療費などの総損失額は2兆円超との推計もあり、さらに受動喫煙対策の強化が必要です。
 時には将来世代の健康に思いをはせ、私たちに今何ができるかを考えてみませんか。

健康保険連合会発行『すこやか健保 9月号』より